開発者のイノセントな創意とか狂気とか反省とか贖罪といった定番のアプローチ以上に、科学者や政治家といった人種のドス黒い自意識や嫉妬にフォーカスしてえぐり出した終盤がすこぶる面白い。
光と音と風の速度のズレにもリアリティーがあって、芸が細かいし。
さらには、カラーとモノクロを現在と過去ではなく、主観と客観で切り替えている点が斬新。気づいた時にはほとんど終わってたけど。
いずれにせよ、字幕がダメダメだったから、吹替でもう一度見ておかないといけないレベル。
あと、ちょいちょいどこかで見たことある役者が出てくるから、そのたびに集中力が削がれてしょうがないんだけど、中でも約１名、どうしても気になる変な顔が。エンドロールでチェックしても分からず、劇場を出た瞬間に思い出した。ポルカドットマンだ。
【追記】
迫力だの音響だの、どのスクリーンサイズで体験するのがオススメだの比べっこしている連中が、「日本人として複雑な感情が～」なんて正義のコメントしたらアカン。結局、興味本位ってことがバレるだけだから。
