beachboss114さんの映画レビュー・感想・評価

beachboss114

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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

公開時に劇場で見ていたが、レビューは一年近く放置してた。作品に積もった余計な情報に引きずられて、ニュートラルな感想が書けないような気がしたので。

もともと食指が動かない題材だったが、各賞受賞やら世界
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ファイアー・ブレイク 炎の大救出(2020年製作の映画)

5.0

お手本通りに仕上がったパニック映画。

行く手を遮る火力、逃げ道を塞ぐ重力、頭の固い上司、頭の悪い村人、足を引っ張る脇役、手足を引っ張る端役、ここ一番で役に立たない文明の利器。素直に前に進ませないため
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便座・オブ・ザ・デッド(2013年製作の映画)

4.0

修理で女子トイレの個室に入ったらゾンビに囲まれて出られなくなるという設定が秀逸。

ブリティッシュで皮肉の利いた会話が笑えるし、予想外に泣ける展開にもほっこり。

残念なのは、テンポの悪さ。冒頭クレジ
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男はつらいよ 葛飾立志篇(1975年製作の映画)

5.0

「考古学って何だ、親孝行の学問か?」
「古い時代の学問のことよ」
「古いっつーと、あれか、桃太郎とかカチカチ山の」
× × ×
「労
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リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)

5.0

交換殺人ならぬ交換復讐。韓流の香りすら漂う「胸クソ系学園モノ」からの、まさかのヒッチコック的展開で評価アップ。個人的には、あんまり好きじゃないテイストだったが。

『アウトレイジ』の宣伝コピーじゃない
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男はつらいよ 寅次郎夢枕(1972年製作の映画)

5.0

寅さんの「じょ、じょ、じょうじゃんじゃないよ」というリアクションに尽きる。

失恋に終わったにもかかわらず、なぜか幸せな気分になれるのが不思議。前作、前々作と2作続けて笑いもメリハリもないフラットなス
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スリープオーバー 夜の大冒険(2020年製作の映画)

5.0

安心設計のファミリー映画だが、骨組みはしっかりとしたコメディ。

ぶっちゃけ、『スパイ・キッズ』の泥棒版なんだけど、秘密基地にガジェットが思わせぶりに並んでいる割に、使ったのはレーザーペンぐらい。しか
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ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

5.0

ここんとこNetflixで『男はつらいよ』シリーズをマラソンしてたら、ふと思い出して30年ぶりに鑑賞。一言で言えば、ダサかっこよくてシビレる快作。

乱暴な言い方をすれば、かっちょいい寅さん。イケメン
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

B級をバカにしたメジャー映画。金持ち連中がB級の真似事して遊んでるだけで、バカ映画ならではの崇高なクリエイティビティには遥かに及ばず。「カネさえかければB級なんて簡単に再現できるだろう」という傲りに虫>>続きを読む

男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)

4.0

シリーズの中では突出はしていないものの、6作目にしては、まだまだ安定の面白さ。

漂うオーラが異質なせいでそこだけ別の映画に見えてしまう若尾文子、大御所ご登坂にしてはさほど見せ場がなくてもったいない森
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男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)

5.0

渡世人の悲哀の方に軸足を置いた、本当に「つらい」一作。

例によってバカバカしい笑いもあるが、いつもに比べると、意外と重くて深い展開。改めて一から見直したら、本作がシリーズのクライマックスとも思えてき
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男はつらいよ 奮闘篇(1971年製作の映画)

5.0

とらや一家の面々の絶妙なコンビネーションが堪能できる一作。さながら時限爆弾ゲームのようなやりとりと呼吸に爆笑(いつも正論しか吐かない博が意外なズルさを垣間見せるのも一興)。

生みの母・ミヤコ蝶々の再
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男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(1976年製作の映画)

5.0

シリーズ中、最も幸せな気分になれる一作。

何かと説明過剰で押し付けがましい山田洋次にしては、珍しく「余白」が多いから、味わい深い余韻が堪能できる。

その分、全体的には薄味な印象で、恋の展開もあっさ
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ナショナル・シアター・ライブ「プライマ・フェイシィ」(2022年製作の映画)

5.0

ただただ圧倒されます、息継ぎしないジョディ・カマー。演技に引きずり込むとは、こういうことか。スクリーン経由でもナマの迫力がビリビリ伝わってきて、見ている側もヘトヘトになる。これ、舞台で連日やってたなん>>続きを読む

ブラッド・レッド・スカイ(2021年製作の映画)

5.0

予想外というか、フタ開けたらまさかそんな調味料が入ってるとは思わんかった。「ジャンルを超えた」とか「フュージョン」なんて高尚なものではなく、「キュウリにハチミツかかっててメロンの味がした」「プリンに醤>>続きを読む

永遠の0(2013年製作の映画)

5.0

「トップガン/マーヴェリック」で盛り上がってしまったことに果てしない罪悪感を抱かせる感動作。

先日たまたま、夏休みの家族旅行で鹿児島の知覧の特攻平和会館に行ったことをきっかけに再鑑賞。分かっちゃいる
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パニック・マーケット3D(2012年製作の映画)

5.0

スーパーに強盗が押し入ったところにシャレにならんぐらいごっつい津波が押し寄せてきて水没した密室に閉じ込められたら何とサメまで混じっていたでござる。

悪党に襲われたところに天災が襲いかかってきて助かっ
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デイ・シフト(2022年製作の映画)

4.0

面白かったんだけど、何か足らん。「何か足らんけど面白かった」なら良かったんだけど。この二つは同じようで違う。

決定的に何かが足りないのではなく、そこここで、少しずつ、ことごとく、足りてない。キャラも
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最凶女装計画(2004年製作の映画)

4.0

こいつら兄弟の座組の笑いは幼稚で品がないから好きじゃないんだが、本作に関しては案外マトモ。低能で下品なことには変わりないが。

女装(&白装)してからの展開は『お熱いのがお好き』の21世紀バージョン。
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アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

5.0

どんでん返しではないものの、ラストは確かに予想外。まさに不条理極まりない展開に呆気に取られる一方で、そんな現実の厳しさに対して、実直ながら鮮やかな解決法で一矢報いるのがカタルシス。

全編を通して描か
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プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

5.0

誤解を招くポスタービジュアルとクソ邦題から、「せいぜい親友が性的嗜好をカミングアウトしてそれを受け入れるまでヌルッと進んでいく耽美的なロードムービーだろう」と見くびってたら、全然違ってたゴメン。いいわ>>続きを読む

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

5.0

こういうヒリヒリとした緊張感は、マルチタスクで分刻みの締切に追い立てられる職業に就いたことがある人でないと共感できないんじゃないかな。客商売であれ事務職であれ。もう、見ていて辛かったわ。他人事じゃない>>続きを読む

ムッシュとマドモアゼル(1978年製作の映画)

5.0

例によって、玄関使わず裏口や窓からばっかり出入りするんだけど、これって出演契約書にでも書かれているのか? これまた例によって、ぶら下がってヒュ~ンってターザンもするし。しかも、ヒロインの名前はジェーン>>続きを読む

ムーンフォール(2021年製作の映画)

4.0

似たようなことやってるのに、マイケル・ベイなら許せても、エメリッヒだと無性に腹が立ってくるのは何故だろう。

同じ「んなアホな」が笑えるベイと、ムカつくエメリッヒの差。どっちも勉強できない子なんだけど
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

5.0

安定のフィリップ・ラショー組。日本のマンガとゲームとハリウッド映画が大好きなフランス人の中2チーム。当然、マーベルもDCも。

意表を突く方向から飛んでくるギャグに、ちょいちょい挟んでくる不謹慎な艶ネ
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グレイマン(2022年製作の映画)

5.0

最近こんなんばっかりやけど、こんなんがエエわ。こんなん待ってたし。今年の夏はワイスピもないし。

期待は超えてなくても裏切ってはいないし、そもそも期待のハードル自体が高かったから、ここまでやってくれた
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ジュディーを探して(2017年製作の映画)

4.0

俗に言う「ガヤ」にフォーカスした点は新鮮で面白いんだけど、真面目な人が作ったせいか、コメディとしてはケレンや誇張がなくて物足りない。実直で誠実な作りに好感が持てる反面、地味で辛気くさくてダルい。

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フロッグ(2019年製作の映画)

5.0

ストーリーだけじゃなく、ジャンルまでミスリードするのが斬新。しかも、絵面で幻惑させる辺りがお見事。

いろんな意味でまんまと騙されて、最後はキレイに伏線回収。

これ以上は知らない方が楽しめる。こんな
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大盗賊(1961年製作の映画)

4.0

前半は痛快でゴキゲンなピカレスク剣戟と風刺コメディ(後の「まぼろしの市街戦」を彷彿)。後半はヌーベルバーグの香り漂う破滅的な青春。一皿でいろんなお味が楽しめます。

絶品のソースはクラウディア・カルデ
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YUMMY ヤミー(2019年製作の映画)

5.0

冒頭のちょっとしたショック演出の巧さに「当たり」を確信。美容整形を舞台にしたのも新機軸。もちろん、病院は山奥、医者や看護師が時折交わす「バルカン語(創作らしい)」など、怪しげな雰囲気づくりにも抜かりな>>続きを読む

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

4.0

何だ、これ。何やねん、これ。何なんですか、これ。

何とか言ってくれ、ニコラス・ケイジ。一言もなしかよ。最後までなしかよ。コメント以前にセリフさえ。

殺人アニマトロニクス集団 v.s. 無敵の謎の男
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

5.0

ケッタイなのとかババチイのばっかり選んで出るラドクリフ。もはや魔法使いのイメージ払拭というレベルではなく、本当にこういうのが好きなんだと思う。

一方で、昭和後期生まれの初期高齢者としては、カーペンタ
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オー!(1968年製作の映画)

4.0

鼻につかない自己陶酔系。ベルモンドが演じれば、承認欲求の強い中2もチャーミングに。

さらに、脇を固める役者陣が揃って味わい深いから、最後まで目が離せない。何てこたぁないストーリーだし、スカみたいなオ
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ボルケーノ・パーク(2019年製作の映画)

4.0

火山を生で体感できる悪趣味なリゾートを火山島に作ったら、本当に噴火しやがんの。なんて、科学者じゃなくても警鐘を鳴らせるせっかくのバカ設定を生かしきれず、いまいち振り切れなかった点が期待はずれ。こっちは>>続きを読む

フライト・クルー(2016年製作の映画)

4.0

情け無用で豪快なディザスター描写が、怖いとか悲しいの通り越してゲラゲラ笑えるレベル。すげぇぞ、これ。

ちょっとした「アルマゲドン」、なかなかの「タワーリング・インフェルノ」、そこそこの「エアポート」
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大頭脳(1968年製作の映画)

4.0

やっぱり最後は「ぶら下がる」ベルモンド。本来ならドタバタ・コメディなんだけど、今や時代の速度に置いていかれてドッタンバッタン・コメディに感じてしまうのはやむを得まい。要するに、昔はめちゃくちゃ笑えたは>>続きを読む

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