beachboss114さんの映画レビュー・感想・評価

beachboss114

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拳銃貸します(1942年製作の映画)

5.0

スパイにハメられた殺し屋、殺し屋を追う警察、政府に雇われてスパイのもとに送り込まれた手品師、というのっけから入り組んだ構図に一気に引き込まれる。

たまたま隣に座ったりとか、たまたま見つかったりといっ
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オーソン・ウェルズの フェイク(1975年製作の映画)

5.0

世界で2番目の詐欺師の物語を、世界一の詐欺師オーソン・ウェルズが再構築したフェイク・ドキュメンタリー。

正確には、ドキュメンタリーの後ろに創作を、それも演劇的手法による再現という形で添付することで、
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不死身の保安官(1959年製作の映画)

4.0

平和主義者のイギリス貴族が、周囲の勘違いで凄腕の保安官に祭り上げられていく。腕力はないが、胆力と交渉力と揺るぎない善意だけで難局を切り抜けていく様子が微笑ましい。

若干テンポは悪いが、今なら、いかに
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胸に輝く星(1957年製作の映画)

5.0

やっぱいいねぇ、師匠と弟子モノ。ジェダイとパダワン。ビジネスマンの自己啓発にも使えるかも。

奥行きが生かされた構図が、クライマックスで劇的な映像効果に昇華して痺れる。

市民の小ずるい立ち振舞いや群
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拾った女(1953年製作の映画)

5.0

苦味やスタイルだけじゃなく、心にしみるフィルム・ノワール。

このジャンル定番のアクションやサスペンス、つっぱったロマンスだけでなく、老境のタレ込み屋の悲哀まで浮かび上がらせて80分でまとめ上げた手腕
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ゾンビーズ(2018年製作の映画)

3.0

歌もダンスも弾けているから、最後まで楽しく見ていられる。はずなのに、終始、どこか気持ち悪さが拭えなかったのは、駄菓子屋のラムネみたいに安っぽいパステルな色調に、薄ら寒くてこそばゆいオーバーアクションが>>続きを読む

この世に私の居場所なんてない(2017年製作の映画)

4.0

タイトルに引かれ、冒頭5分で主人公の思いに共感して、その勢いで何とか最後まで見られたものの、振り返れば、コーエン兄弟になり損ねたパチもん臭しか残らんかった。

途中でガラッと雰囲気が変わるのも、それは
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サハラ戦車隊(1943年製作の映画)

4.0

「オンボロ戦車1台、逃げる途中でいろんな連中拾っていく」って設定が面白い。

『カサブランカ』と同じく、明らかに戦時国債募集の国策映画なんだけど、お話として意外とよくできてる。

国策映画だけに、随所
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シカゴ・コネクション/夢みて走れ(1986年製作の映画)

5.0

コンビの軽妙な掛け合いがあって、銃撃戦があって、凝ったカーチェイスがあって、なぜか釈放される悪役との因縁、人質に取られる身内、クライマックスはホールやモールなど吹き抜けで高い所でのアクション。

この
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マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

5.0

心優しきハードボイルド。フィルム・ノワールだが、殺伐とはしていないのが魅力。とはいえ、ニヒリズムがベースなので、甘ったるくはない。ほろ苦いけれど香り豊かで、後味が良い。

台詞、音楽、美術、衣裳、撮影
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リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986年製作の映画)

5.0

Amazonプライムでオリジナル(白黒)を見てしまったので、矢も盾もたまらず再鑑賞。

宇宙空間かと思いきや実はスラムの水溜まりという奥深いショットから、シュガリンリンな主題歌で一気に引き込まれるオー
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リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1960年製作の映画)

4.0

ようやく見られたオリジナル版。

やっすい作りや、ところどころカットがつながっていない初歩的な稚拙さはご愛敬として、ハチャメチャな展開と変なキャラのオンパレードで楽しめる。特に、デビュー時から真性キテ
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リトル・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.0

金字塔にしてエバーグリーンな『ショーン・オブ・ザ・デッド』が火をつけたゾンビ・コメディというジャンル。

その後、お手伝いさん、老人ホーム、小学校の給食から、ボーイスカウト、学園ミュージカル、遊園地、
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ぼくたちのチーム(2016年製作の映画)

4.0

今はカテゴリー的には「LGBTQモノ」ってことになるんでしょうけど、そんな学級委員長みたいな偽善的な主張を抜きにして「ちょっぴり切なくて爽やかな友情モノ」として楽しめた。

生々しいBL描写より、こう
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トールガール(2019年製作の映画)

5.0

冒頭5分で「当たり」だと確信し、見終わったら大好きになってしまうタイプの作品。

高身長JKって設定以外はよくある学園恋愛モノなんだけど、サブキャラ含め登場人物たちが愛おしく、会話のセンスも良いから、
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スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

5.0

最近の女優さんのアクション、どの映画を見ても、やたら体が柔らかくてキレがよくて弾けてると思ってたら、全部この人たちだったんだな。

恐れ知らずの単なる筋肉バカではなく、綿密な計算と冷静な判断、そして代
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思いやりのススメ(2016年製作の映画)

5.0

いいわ、これ。ラストも最高。これやりたかったから「世界一深い穴」なのね。

ひねくれ者同士のニヒリズムやブラックユーモアの塩梅も好み。

人生はクソだし、クソの後始末が人生だけど、それも案外悪くない。
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しあわせの百貨店へようこそ(2018年製作の映画)

5.0

何てことない話なんだけど、ダラダラ見ているうちに何とも言えない幸せな気持ちになれる「善意に満ちた映画」。

夏のクリスマスや1950~60年代の風俗、移民に対する複雑な感情など、純正のオーストラリア映
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ヤバすぎファミリー 毎日がパラダイス(2008年製作の映画)

4.0

どんでん返しだと事前に知らされていても読めなかった、このどんでん返し。家族愛コメディに使ったのが斬新。途中まで「これ一体、何をどう、どんでん返すの?」っ思いながら見てたら、しっかりどんでん返された。で>>続きを読む

アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

4.0

「ビバ・ラスベガス」をBGMに概況を説明するタイトルバックは秀逸だった。この時点ですでにお腹いっぱい(『ウォッチメン』と同じ手法だけど)。

往年の戦争冒険映画に、『エイリアン2』や『ニューヨーク19
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ストゥーバー(2019年製作の映画)

4.0

ほどよい感じの笑いとアクション、そこそこの満足感。休日昼間に吹替でダラダラ見るのにもってこい。

ウーバーの援軍が集結するクライマックスが一番の笑いどころか。呼ばれたドライバーたちのリアクションも含め
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黒い牡牛(1956年製作の映画)

4.0

ダルトン・トランボの偽名脚本という背景を知らなかったら、小学校の体育館で見せられるような教育映画だと思って途中で投げてたかも。

実際、クライマックスに入るまでは、お子さま向けのご都合主義なおとぎ話だ
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ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走(2016年製作の映画)

4.0

時速160キロで暴走する密室劇。

という冴えた設定を十分に生かしきれず、緊張感も笑いも中途半端で、スピードも出てるんだか出てないんだか分からないまま、クライマックスに突入。

さすがに最後はアイデア
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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

5.0

さほどシティハンター愛がない自分としては「面白ければいいわけで、再現度なんて知ったこっちゃねーや」って思ってたんだけど、ここまで忠実だと、さすがに恐れ入ったわ。

しかも、カラスまで。

後から「ヒャ
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恐怖(1961年製作の映画)

5.0

手堅い演出だけで心底怖がらせる、正統派のサスペンス・スリラー。どんでんに次ぐどんでん返しで、カタルシスも充分すぎるほどの大満足。

最初は、わざわざ主人公の前に死体を晒すのが「不必要に持って回った仕掛
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アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件(2017年製作の映画)

5.0

たたみかけてくるバカバカしさ。正統派の笑いとオフビートな笑いと意表を突く笑いと裏をかく笑いがテンポ良く絶妙にブレンドされているから、何度も声を上げて笑った。こういうの大好き。

一見、不謹慎なテイスト
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メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

5.0

捨て曲なしの名曲揃い、あっという間の2時間半。ミュージカルが苦手な人でも、これならギリギリいけるんじゃないかな。

8歳の娘の情操教育も兼ねて30年ぶりに見直したんだけど、50過ぎの性格歪んだオッサン
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ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

5.0

乱暴な喩え方をすると、アメリカ版ハイテク「クレヨンしんちゃん」。家族愛メッセージがクドいのと、アートワークが凝りすぎでチカチカするのが若干しんどいけれど、最後までノリノリで楽しく鑑賞。

スマホやAI
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ティーン・ウルフ(1985年製作の映画)

4.0

廊下をツルツル滑りながら転んで走っていく様はマイケル・Jの真骨頂。

トイレで親父と鉢合わせするシーンは、意表を突かれて爆笑。

見所は、それぐらい。

ストーリーは良くも悪くも80年代定番の学園コメ
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コンフェッティ 仰天!結婚コンテスト(2006年製作の映画)

4.0

BBCの連ドラ『the office』と同じく、fly-on-the-wall 形式のフェイク・ドキュメンタリー。

ブレイクして頭一つ抜け出したマーティン・フリーマンはじめ、ブリティッシュ・コメディ
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ザ・ハッスル(2019年製作の映画)

5.0

冒頭のゴミ袋で爆笑。コン・ゲームとしては少々ヌルいが、コメディとしては十分笑えるから、最後まで一気にサラッと楽しめた。

主演コンビが女性に代わった分、華やかさも増したし、メッセージ性も(多少は)加味
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OCD 〜メンタル・クリニックは大騒ぎ〜(2017年製作の映画)

5.0

変なヤツいっぱい出てきてヒーヒー笑ろた。ただでさえテンション高いスペイン語でテンポ良くまくしたてるから、ますます笑いが止まらなくなる。

強迫性障害キャラと言えば『恋愛小説家』や『マッチスティック・メ
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シャフト(2019年製作の映画)

5.0

シリーズ中、最も見やすくて面白かった。ここまでラフでポップになったら、もはや「シャフト」じゃないんだけどね(笑)。

少なくとも昨今の「ポリコレ呪縛」によるストレスは解消できるかも。

キャラ的に「カ
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ブロンズ! 私の銅メダル人生(2015年製作の映画)

4.0

うわ、これ、面白かったんだけど、評価難しいな。

ちゃんと泣かせる良い映画だし、クダラなさが突き抜けたシーン(後述)もあって、個人的にはどちらも大好きなんだけど、配合の割合で失敗してる。

クダラない
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トランスアメリカ(2005年製作の映画)

5.0

明確な答えや解決はないけれど、明るい未来を予感させる「始まりの物語」。

俗に言うLGBTQといった狭い話ではなく、男と女、親と子、先住民と移民、白人と黒人、都会と田舎、それぞれが相対しながら「トラン
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ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)

5.0

興味本位でインドの貧困を強調する上から目線の感動ポルノ(クイズ番組で一攫千金のアカデミー賞作品)とは一線を画している。

「世界はもはや黄色と褐色が支配する」というセリフに胸がすく一方、1世代に1頭し
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