ゆず

ジャスティス・リーグのゆずのレビュー・感想・評価

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)
4.0
いいじゃないですか、おもしろいじゃないですかジャスティス・リーグ。
まあちょっと小さくまとまってしまった感はあるけど、マーベルの「アベンジャーズ」1作目と比べても遜色ないレベル。というかジャスティス・リーグの方が勝ってるかもしれない。
この映画の3ヶ月前に公開されたDCEU作品「ワンダーウーマン」もかなり感触が良かったから、その良い印象のまま楽しめた。これからのDCEUに期待できる内容。

ただ、小さくまとまってしまったのにはある事情が絡んでる。監督にクレジットされているザック・スナイダーが家族の不幸が原因で制作途中で降板してしまったのだ。
後を引き継いだのは「アベンジャーズ」の監督ジョス・ウェドン。劇場で公開されたバージョンはジョス・ウェドンによって編集されたものであり、2時間という(ザック・スナイダー映画としては)コンパクトな上映時間にはワーナー・ブラザースの意向も反映されているようだ。
DCEUではこれまで「マン・オブ・スティール」と「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」を監督したザック・スナイダー。両作とも重厚で、ちょっと暗くて、そして長い映画なのだが、その2作の延長線上にある「ジャスティス・リーグ」がちょっと軽めで、割と明るくて、そして短い(いや120分は本来短くはないのだが…)というのにはこんな裏話があったわけだ。

さらに、ザック・スナイダーの当初の構想を形にした「ザック・スナイダー・カット」とでも呼ぶべきバージョンの存在が、ファンの間で期待されている。
公式の情報ではないものの、どうやらザック・スナイダー降板時点で制作はかなり進んでいたらしい。当初は170分になるとされたこともあったようだ。
もし、ディレクターズ・カット版があるのなら(というかあってほしい)ぜひとも見てみたい。やはりスーパーマンが絡むDCEU作品の流れからいって「ジャスティス・リーグ」の楽しさは少し不思議な感触なのだ。

でも好きなシーンは、超高速で走ってるのにスーパーマンさんと目が合ってしまうフラッシュ君とか、ザコ敵をサーフボード代わりに空を滑空する(マイティ・ソー以上に「サーファーくん」な)アクアマンとか、まあ楽しいシーンだったりするのだが。
別にジョス・ウェドン版に文句があるわけでもないという…。



11/23 ジャスティス・リーグ IMAX3D字幕 @TOHOシネマズ仙台
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