主演・安藤サクラ。
原作・吉本ばなな
添い寝する仕事をしていた親友の自死。植物状態で眠り続ける妻を持つ男。その男と終わりの見えない不倫をしている女のどんどん深くなる眠り。
そこにあるのは、たしかに、吉本ばななの小説のあの雰囲気だった。
セックスの描写までそうで。
朗読のように小説をめくるように進む。
「もしも、いま、あたしたちのやってる事を本物の恋だと誰かが保証してくれたら、あたしは安堵の余り、その人の足元に跪くだろう。もし、そうでなければ、あたしはずっと眠りたいので、彼からのベルを分からなくして欲しい」