松岡茉優

死んでもいい経験の松岡茉優のレビュー・感想・評価

死んでもいい経験(1995年製作の映画)
5.0
2回目
初見より驚きは少なくなったものの、細かいところに気がついてより好きになった。指を喰われる悪夢を見た後の主人公のポーズ!コミカルで可愛い。
一応ストーリー的には破綻してはいないものの、あまりの急展開に途中からよく分からなくなる。軋みまくってる橋のショットがこんなにも多いのはいつ崩れてもおかしくない人間関係の暗喩?そこだけやっぱりよく分からない(最高)。ジャンル的にはトラジコメディだと思った。主人公の夫が深夜に両親連れてくるところクソ笑う。言うこともコロコロ変わるし、何でもかんでも親を連れてくるのがクソ最高。1人の女がひたすら酷い目に遭い続けるという意味では『快楽学園 禁じられた学園』に似ている。

1回目
神。中平康の性愛三部作を色んな意味で凌駕するレベルのスーパー傑作。子供ができない主婦と子供が死んでから冷め切った主婦の出会いから始まる最高に意味わからん映画。前半のテンポの良さは半端じゃないし、シークエンスを途中でブチ切りにしてどんどんストーリーを進めていく。スーパーでの万引きとかインクぶっかけたりとかやってることかなりヤバいのにあっさりし過ぎ。こんなことしてる映画初めて観たわ。後半でも、殺しを強要された女が子供が指を食べる夢を見たり、久々に再会した元夫が妻と再会すると脱いですぐヤろうとしたりとトンデモ映画過ぎる。とにかくめっっちゃくちゃ面白かった。最後の場面は良いんだから悪いんだかって感じはするが、フツーに感動してしまった。大好きな映画だが、おそらく今後何回観ても意味不明なので4.9。ケーブルが軋む音が不安にさせる。最高!!
松岡茉優

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