雇用あきら

ビリギャルの雇用あきらのレビュー・感想・評価

ビリギャル(2015年製作の映画)
3.8
有村架純が好きな方が観る分には満点だと思うぐらい彼女の魅力満載でした。あと脇を固める俳優人も演技巧者ばかりで特に母親役の吉田羊が良く、父親役の田中哲司は名古屋弁丸出しな部分もイントネーションがそんなにチグハグしてなかったのでそんなに気にならなかったですね。塾講師役の伊藤淳史は相変わらずいつもどおり完全に浮いていましたがまーそういうキャラを求められてのキャスティングなんだろうけど。

主人公の成功を際立てるため弟の挫折を踏み台にして描いているのが気に入らなかった。父親の気持ちを弟から主人公に移行させ主人公の成功を際立てるためだけのシークエンスにしか見えなかったのが気になったです。

さすが感動出来る映画・ドラマの名手としてTBSが誇るトップディレクター土井裕泰監督ということで、感動の押し売りなぐらい家族の再生を軸にした話でしたが、やはりこれも映画というよりTVドラマで脚本もこじんまりとして映画らしい大作感ゼロでもありました。

面白かったし感動も出来、観に行って良かったとは思うのですが、映画といわれると?マークになってしまう、やっぱり映画はもう少し大作感を持って欲しいですね。

単行本の表紙のビリギャルイメージを演じた石川恋本人主演では映画として企画が成り立たないってところだけ大作感あったかな?
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