こういう人が本当にいて、周りがそれを良いとは思わないけれど、受け入れた。
彼女はお礼を言うでもなく、嫌なことは嫌だと言う。
もう死ぬんだからと言ったわりには、15年も同じところに車を止めていて、そこの住人も結局自分の母親よりも面倒を見た。
彼女の生涯は、すごく良かったり、悪かったり。
大好きな音楽を止められてから、おかしな方向へと行ったようだ。
神を死んだあとの彼女を受け入れ、絵のように昇天していった。
(作り話だが)
お手本にはならないけれど、自分の意志をここまで貫いた彼女をそうさせたのは事故なのか、神なのか、本当のところはどうなのか分からない。
こうやっても人は自分の信念さえあれば生きていけるものだと思った。