ネタバレ無しに書くことの難しさよ……。２週間かかっちまった！
私のアメコミ原体験が「インフィニティガントレット」というこの映画の原案でありとても思い入れのあるコミックで、その物語の主人公といっても過言ではないヴィランのサノスが登場し、MCUのピークを象徴する作品でどのように描かれるのかに注目していました。
原案というだけで映画とは違う面白さですので、興味ある方には観てほしいです。
紫ゴリラとか言われてるけどあいつただの悪役じゃないんだからね！
今作品はアイアンマンから始まったMCUの10年かけて築き上げた世界観と新たな可能性を秘めた内容でした。
キャラ総出演にして大騒ぎするお祭り作品でお茶を濁すような事はせず、宇宙の半分を死滅させるために行動を起こすサノスのパーソナルな部分を丁寧に描く事で、その動機に納得せずとも理解できるようなストーリーだと思わせられました。
もちろんアベンジャーズの見所もたくさんあって、ソーとGOTGのマッチアップはテンション上がるし、ストレンジとスパイディの軽口対決も楽しい。
アイアンマンのスーツは進化しすぎてブリーディングエッジアーマーという思い通りの形や武器に進化するレベルに達していて地球上で勝てる存在はもういないっす。ってレベルです。
そりゃこんなもん作る人間はサノスじゃなくても排除したくなるわ(キャップ派)
キャップ率いるシビルウォーで逃亡した面々も見せ場ありますが、やっぱり影が薄いのは致し方ないかと思えるほどに追わなきゃいけない事が多過ぎて二時間半なんてあっという間でした。
アベンジャーズに興味あまり無い人達がこの作品を取っ掛かりに入っていく事は難しいとは思いますが、ぜひオススメしたい作品ではあります。
正義という言葉の持つ希望と幻想に苛まれながら後編を一年待つのも人生の中で貴重かもしれません。
それにしてもルッソ兄弟の恐るべき力量には脱帽です。
エンドロール後のあれ観たら、おおおおおお！！！って声出ちゃいましたよ。
よし、キッツいけど一年待てる！って。
