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ブラックパンサーのtoshiのレビュー・感想・評価

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
4.0
シビル・ウォーの1シーンで思い出される爆破テロ。そのテロで父を亡くしたティ・チャラが国王とブラック・パンサーという二足のわらじを履いて大活躍する今作。楽しませていただきました。

ティ・チャラが国王となるワカンダ王国・・・。アフリカにあるんですね。って、最も架空の国で今作設定上の事ですが、でもあれはもはや異空間というか・・・。兎に角ワカンダ国と国民が凄すぎましたw

ティ・チャラが父の突然の死から若くして国王になった戸惑いと、そして優しすぎる性格が今作のキモになっている感じがしました。彼の気持ちや思いからくるその行動は、ブラック・パンサーシリーズの始まりを感じさせてくれて、そして今後彼の成長と共に多種マーベル作品ともどう絡んでくるのかその活躍に期待が高まりました。

敵はじめ、ブラック・パンサーの脇を固める各キャラも素晴らしかったですが、民族音楽ぽい曲が多用されているのも良かったです。ストーンズのリーダーであったブライアン・ジョーンズがモロッコで録音してきたアルバム「ジャジューカ」を思い出しました。

【余談】
「エンドクレジット後も映像が流れます」的なテロップがあり今作開始。そんな事は分かってますよマーベルさん!と思いながら鑑賞し、予定通り終了後にその映像が流れます。ティ・チャラ発する言葉が今のアメリカを皮肉っている様にも思える内容。でもそのシーンは個人的に感動しました。そして再びエンドクレジットへ・・・。でもマーベルがこれで終わらないのは分かっています。だから本当のラストまでみんな立つワケがないっ!と思いきや・・・。10名位の方がそそくさと退場。「えっ!なんでっ!まだだよっ!」と思いながらそして本当のラストの映像が。その10数名の方・・・、お気の毒でございます。
いい加減このやり方をマーベルは止めた方が良いと思います。素直な方は本当に損してしまいます。
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