黒い衝撃。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に新たなヒーローが誕生。アフリカの小国でありながら最新技術であふれた独自の社会を築いているワカンダ。その国王でありスーパーヒーロー・ブラックパンサーであるティ・チャラ。爆破テロ(『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』)により亡くなった先代王である父ティ・チャカに代わり国を治めていたが、ワカンダの命ともいうべき鉱石ヴィブラニウムを狙うテロリスト、そして本作のヴィランであるキルモンガーがワカンダに危機をもたらす。
マーベル実写映画の中で、最高興収1位だった『アベンジャーズ』を超えて最大のヒットとなった本作だが、確かにものすごくおもしろかった。
すでにブランドと化しているほかのアベンジャーズのヒーローではなく、ほぼ初めてそのベールを脱いだヒーローの単独作品でこれだけのものが作れるんだから、やはりマーベルはすごい。(日本でも10億は超えたらしいが)
見て思ったのが、今までのどのマーベル映画作品よりもわかりやすく見やすかった点。幼稚とか単純とかそうではなく、すでに多くの作品が複雑に絡み合ったMCUの中で、ちゃんと主人公やその周りのみんなの苦悩や葛藤を描きながら、見る人すべてを興奮させるストーリー展開。脱帽。
CGが粗いと感じたとこはあったものの、そんなものがかすんでしまうくらいのブラックパンサーの大活躍。未完成なものほど魅力的とはよく言うが、ブラックパンサーもそのひとつで今後の成長が楽しみである。
とか書いてるうちに今週に迫った『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』。血がたぎってきた!