さとし

キャプテン・マーベルのさとしのレビュー・感想・評価

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)
3.9
さてと・・・あの方のファンファーレバージョンの後いろんなキャラが砂と共に消えていくのでまさかここから始まるとは!って感じでした。もう一瞬びびっちゃってちびっちゃいました。しかし、そこから立て直したのが良かったです。MCU初の女性完全主人公ということでまた2016年の「ゴーストバスターズ」や「オーシャンズ8」のようなものになってしまうのかと思いましたが、そこはMCUですね。そうはならなかったです。しかし、この作品は主演の二人の化学反応がなかったらうまく行かなかったでしょうね。「エンドゲーム」はもちろんですが、こっちはまだの方は期待してください。面白かったです。ただし、あくまでもオリジンストーリーなのでアベンジャーズ 並みのスケールの物語やアクションは期待しないでください。メインデイッシュの前の前菜のようなものです。それにしてもこの話は「ボーン アイデンテイテイ」とオリジナル版「マイテイ ソー」をクロスオーバーさせたような作品になっています。「トップガン」が好きな人にも十分楽しめる作品です。

後天的にエイリアンのDNAを獲得し、超人的な特殊能力を持つに至ったキャロル・ダンバース/キャプテン・マーベルは、クリー人のエリート特殊部隊"スターフォース"に所属する地球人女性である[4]。そして1995年、彼女は故郷・地球のロサンゼルスにあるレンタルビデオショップブロックバスターに墜落する[5]。彼女は過去の記憶を失っており、身に覚えのない“記憶”のフラッシュバックに常に悩まされていた。そんな彼女の記憶に隠された秘密を狙って、自在に姿を変える正体不明の敵が現れる。そして、地球が2つのエイリアンの戦争に巻き込まれた時[6]、彼女は後に地球最強のヒーローチーム「アベンジャーズ」を結成させることとなる若き日のニック・フューリーと共に、自らの記憶をめぐる戦いに立ち向かっていくのであった。

主人公を演じるのが「ルーム」でジェイコブ トレンブレイ君の母親役だったブリー ラーソン。彼女の葛藤や苦悩は手に取るようにわかるのでその辺りが好きでした。彼女の顔の表情とか筋肉の使い方は良かったです。ニック フューリーを演じるのは名優サミュエル L ジャクソン。この作品のポイントの一つとも言えるのは彼の顔をデジタル合成したことによって若返ったという点です。95年というとジャクソンは「ダイハード3」に出演していた頃です。「交渉人」と「パルプ フィクション」にハッピーに挟まれています。キャロルとフューリーのやり取りは好きでしたね。デイスクドライブをロードする場面とか好きでした。その他名優のベン メンデルソーン、ジュード ロウ、アネット ベニングそして、猫のグースが出演しています。(本名がグースなのかはわかりません。)あとジェイモン フンスーが無駄使いされています。それから、あの「アベンジャーズ 」スピンオフドラマからあの男も登場!

監督はライアン ゴスリング主演の「ハーフ ネルソン」を手掛けたアンナ ボーデンとライアン フレック、脚本に携わったのは7人、原作はマーベル コミックスの「キャロル ダンバース」、音楽はヘイナー トブレク、撮影は「レイヤーケーキ」「スターダスト」のベン デイヴィスです。

好きなシーンはキャロルがブロックバスタービデオに落ちていくシーン、列車と車による「フレンチ コネクション」へのオマージュとも取れるシーンそして、ラストのジュード ロウを飛ばすシーンです。しかし、この作品のラストでかかるグロリア エステファンの曲は使われ方に賛否が分かれそうです。

といった感じです。「アベンジャーズ エンドゲーム」楽しみになってきました。予告編2も解禁されましたしもう心臓が止まりそうです。
さとし

さとし