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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅のhikapiのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

前作「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」の続編。主人公は前作から続投エディ・レッドメイン扮するトラブル魔法生物飼育研究者ニュート・スキャマンダー。本家で永遠の悪役であるヴォルデモート卿以前に悪の帝王として魔法界に君臨していたグリンデルバルドをあのジョニー・デップが、若き日(若いというには歳は行ってるけど本家ハリポタからするとね)のアルバス・ダンブルドアをジュード・ロウがそれぞれ演じるハリポタシリーズファン待望の一作。

冒頭から魔法新聞でグリンデルバルドの記事を見せつけ、往年のファンに「そうか!あの時代か!」とほくそ笑ませた前作のファンサービス精神はそのまま。今回はヴォルデモート卿の愛蛇と同じ名前を持つ、蛇に化けられるナギニという女性、ダンブルドアの友人にして賢者の石の製作者ニコラス・フラメルなどなど、本家ハリポタファンがキャッキャッしてしまう要素が盛りだくさん。
演出も良くできていて、本家後半のダークさを併せ持ちながら、魔法生物のかわいさ、キャラクターのユーモラスな掛け合いシーン、久々にスクリーンで観るホグワーツでの魔法の授業!と間違いなくファンタビもハリー・ポッターシリーズのDNAを脈々と受け継いでいる事がわかる。
本当にオブスキュラ持ちのクリーデンスはダンブルドアの弟なのか、グリンデルバルドの下に行ってしまったクイニーは?ダンブルドアはやはり血の誓いでグリンデルバルドを傷つけられない?など多くの謎と期待を残しシリーズ3作目が世界中で待たれている現在、早くしてくれ〜。
ジュード・ロウのダンブルドアのセクシーさも然ることながらジョニデの妖艶な危険な魅力溢れるグリンデルバルドも素晴らしかった。マッツ・ミケルセンのグリンデルバルドも楽しみとはいえやはりジョニデが最後まで演じているのを観たかったのが本音だろう…

前作NYで大騒動を起こしたニュートは、割とアバウトな魔法省にしては珍しく出頭命令を出し、イケてるお兄ちゃん(魔法省勤めのエリート)と再会を果たす。その後、恩師ダンブルドアから何やら秘密の言伝を受け、何やかんや悪の魔法使いグリンデルバルドとの戦いに巻き込まれていく。
(この頃からダンブルドアは全てを語らないのかよ!)
前作思いの外人気が高かったのか、パン屋のジェイコヴ(俺も好き)にゴールドスタイン姉妹も登場するも、本家でヴォルデモートの右腕ベラトリックスと同じ姓を持つレストレンジ家の昔の片思い相手も出てくるなど、もしかして恋愛要素も醸し出すのか、と思った矢先生きていたクリーデンス、それを守るナギニという名の蛇に変身する女性と、謎が謎を呼ぶ超展開に驚きっぱなし、だけどこれがハリポタやんな!とファンは大歓喜なストーリーとなっている。
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