うえの

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅のうえののレビュー・感想・評価

4.3
魔法生物研究者のニュートスキャマンダーの不思議なトランクから飛び出した奇想天外なカモシカやらサイやらサルなどの魔法生物たちがノーマジ(マグル)の世界で大暴れするハリポタシリーズの時代より70年近い前の話を描いた新シリーズの第1作。

ハリポタシリーズと括るにはハリーたちが関係なさすぎる気もするが兎にも角にもあの魔法の世界が帰ってきた!
前1作目賢者の石ではアロホモラで鍵開けだレヴィオーサで棍棒浮かせるだとあら可愛い呪文だらけだったのに対し、今回ホントに魔法がすごい!
ジェイコブとの会話の中でニュートが語っていたがかつて魔法界で戦争があったらしく、彼もドラゴンと戦ったことがあり、登場人物
全ての魔法使いとしてのレベルが非常に高い(誰?)
ほぼ全員詠唱無しでポンポン魔法使うし、姿眩まし現しで瞬間移動を当たり前にこなす。
なんだこのレベルの高さ!ポートキーでも使っているのか!!笑
勢いで4DXで鑑賞したところ姿現し眩ましの演出に相当心臓削られた!キャッチコピーに偽り無し!笑

またハリポタワードがチラホラ飛び出るのも楽しい。今回はホグワーツとダンブルドアとレストレンジ(!)などの聞き覚えのある単語が!次回以降での登場を期待させる演出!
役者も演技ビジュアル共に良いとこ揃えてきてる!エディレッドメインのモシャモシャの前髪がセクシーでジェイコブとクイニーのカップル具合にニヤニヤ。そして圧倒的にコリンファレルがカッコいい。これはシリーズ通しの悪役として活躍して欲しいと思ったのも束の間、レベリオにて現れた金髪のチンピラ、グリンデルバルドことノンクレ出演のジョニーデップ。
ダンブルドア、ヴォルデモートクラスの大魔法使いが1作目にして取っ捕まる波乱の展開に。まあヴォルデモートも最初は顔だけだったし、ここから本気出してくるんでしょう笑。

オブなんたらかんたらとかいう黒いなんだかわからない生物的なものが暴れる後半はなんだかよくわからないがとにかくこのシリーズを迫力あるクオリティで復活させてくれたことは大きな功績!
新しい魔法使いの冒険が今後も楽しみ!

2016年12月10日(土)1回目@TOHO六本木4DX
2018年12月08日(土)2回目
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