テオブロマ

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のテオブロマのレビュー・感想・評価

3.2
ファンタビ観に来たと思ったら十二国記だった。シリーズのファン以外には微妙かもと正直思った。ハリポタでいうなら謎プリとか死の秘宝前編みたいな雰囲気。諸々の事情でキャスト変更やら出演なしやらが多発してて、前作との繋がりがいまいち実感できないのも盛り上がりに欠ける理由の一つな気がする。ラリー先生は好き。

マッツグリンデルバルドの自信に満ちた表情がいい。前作のアントニオや幼児といい今作の麒麟といい、ゲラートは大人に対しては表面上いい顔して操って見せるけど、幼かったり弱かったりする命には容赦ないよね。今回やってることが結構セコいし、公衆の面前かつ全世界配信中にマグルにクルーシオかけるのはさすがにヤバくねと思ったけどいいのか…?でもあのゾンビ麒麟誕生の儀式やってるマッツはめちゃくちゃ良かった。

クリーデンスがアルバス達の兄弟っていうのは時系列上無理、ダンブルドア一族っていうのはブラフとずっと思ってたから、あの真相は全く想像してなかった。なるほどそれなら矛盾しない。前回までの盛り上がりはなんだったんだ?ってくらいクリーデンスの件もクイニーの件もかなりあっさり片づいちゃって、正直拍子抜けだったけどまぁ決着したなら良かったかな。

サソリみたいな虫わらわらのシーンはコミカルな動きとBGMで乗り切ろうとしてたけどだいぶ気持ち悪かったし、直接見せないもののあんな直球グロが来るとは思わなかった。スキャマンダー兄弟は可愛かった。

シリーズ通して観るつもりでいるから次作に期待。
テオブロマ

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