DTP屋の柴犬

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のDTP屋の柴犬のレビュー・感想・評価

4.5
副題であるダンブルドアの秘密が主軸のため、1作目とは違って魔法生物はそこまで多くは出てこないが登場人物の掘り下げがメインとなった事によりアニマル映画から大きく広がって新たな生物を見られるワクワク感だけではなく、マグルと魔法使いという二つの世界において未だ根強く存在するマグル反対派とどう決着をつけるのか…次回作への期待が高まる。

配役グリンデルバルドがマッツ・ミケルセンに代わった事でジュード・ロウのと釣り合いがとれたようにも思える。奇抜な1作目のスタンスだとグリンデルバルドが若者過ぎて愛というものに説得力が欠けていたかもしれない。他者へ対する距離感や独特の色気によるカリスマ性なども含めて適役だった(かなり贔屓目の色眼鏡)。

壮年二人による愛憎劇も気になるが、何よりまだ出ていない生物を見てみたいのが一番にある。また今回の作中にあったように、全ての動物を把握しているのではなく初めて見て対処の仕方が分からず模索するというのも視聴者を置いてけぼりにしない楽しい部分だ。