共通点が多いわけではなくても、相手の全てが好きだと盲目になれるわけではなくても、自然と濃密な関係が生まれる相手ってたまにいるよなぁ。
それは話題の選び方とか、普段ものを考える時の深さとか、テンポなのかなと思う。
もちろん全ての意見が合うから良いんじゃなくて、違う意見でも言えるのはそこに安心できる関係性があるからだし、「なんだこいつわかってねぇな」とか一瞬イラついたとしても、一緒にいる時間の貴重さを忘れなければ良いんだと思う。
不謹慎なことでバカみたいに笑うことも、変わらないものへの怒りをぶつけ合うことも、そうそう誰とでもできるわけじゃない。
しかし洋画を観てると、相手の家でワンナイトする描写が多くて「会ったばっかりの人間の家に行くのも会ったばっかりの人間を家に迎えるのも怖くないんか？」ってヒヤヒヤする。
大人になると、どれだけ互いに想い合っていても会えない、何かによって引き裂かれた別れよりも、互いが「もう会わない」と決めた別れの方が重くて切ないものに感じることに気づいた。
