日本人なら『ブラッディマンデー』をまず思い浮かべるサイバークライム映画。しかしながらデスクにかじりついて文字式とにらめっこするような映画ではなく、犯罪行為のために現実でも疾駆するのが魅力的。
とっつきやすさも動画配信サイトでの知名度稼ぎからストーリーが展開されるので、映像にしっかりと引きこまれる。
邦画にするにあたって"Who am I"を"ピエロがお前を嘲笑う"と翻訳したのは見事。しかしながら邦画の広告の欠点は「どんでん返しがあるぞ!期待してね!」という点。広告文のせいでおおよそオチに予想がついてしまったのが悲しいところ。
MRXの名前の意図はどういうものなのかが一番気になるところ。CLAYみたいに深い意図はあるのか。