「100%見破れない」
…見破れないというか、どっちに転ぶのかは分からない、という感じの映画でしたかね。
「どんでん返しと言えば」で名の挙がる某B・シンガー監督作とか某D・フインチャー監督作を観たことないなら騙されるかもしれませんが、大体なんとなく分かるんじゃないすかねコレ。オチが。
ハッカーグループの1人が保護を求めて自首、そこからの取調室という冒頭から既に漂ってくる「そういう映画観た事ある」的な感じ。
部屋にこれ見よがしに貼ってある映画のポスター。
親切すぎて涙が出ます。
という所までがセットだとすると、問題はそれぞれ映画のオチが異なる為に、どちらのオチなのかという事になっちゃうんですよね。
まぁそれで予想してたら、厳密に言えばある意味どちらでもないというか、「そういうのアリなんですか」的な展開。
「(そういう姑息なオチだと思わなかった!)100%見破れない」ですね。確かに。
色々な要素をミックスするのは良いですが、もう少し丁寧にやって欲しかったですね。正直。
SNSを地下鉄で表現するあたりは、ちょっとアングラなサイバー感出ててドイツっぽいなと思いましたけどね。
全然面白くないかと言われれば、そうでもないけど、なんせ二番煎じ臭が半端ないんで、そこんとこ許容できるかどうかでしょうね。
あと角砂糖をポケットに入れるのはやめよう。