Donatello

ピエロがお前を嘲笑うのDonatelloのレビュー・感想・評価

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)
3.2
「100%見破れない」
…見破れないというか、どっちに転ぶのかは分からない、という感じの映画でしたかね。

「どんでん返しと言えば」で名の挙がる某B・シンガー監督作とか某D・フインチャー監督作を観たことないなら騙されるかもしれませんが、大体なんとなく分かるんじゃないすかねコレ。オチが。

ハッカーグループの1人が保護を求めて自首、そこからの取調室という冒頭から既に漂ってくる「そういう映画観た事ある」的な感じ。

部屋にこれ見よがしに貼ってある映画のポスター。

親切すぎて涙が出ます。

という所までがセットだとすると、問題はそれぞれ映画のオチが異なる為に、どちらのオチなのかという事になっちゃうんですよね。

まぁそれで予想してたら、厳密に言えばある意味どちらでもないというか、「そういうのアリなんですか」的な展開。

「(そういう姑息なオチだと思わなかった!)100%見破れない」ですね。確かに。

色々な要素をミックスするのは良いですが、もう少し丁寧にやって欲しかったですね。正直。

SNSを地下鉄で表現するあたりは、ちょっとアングラなサイバー感出ててドイツっぽいなと思いましたけどね。

全然面白くないかと言われれば、そうでもないけど、なんせ二番煎じ臭が半端ないんで、そこんとこ許容できるかどうかでしょうね。

あと角砂糖をポケットに入れるのはやめよう。
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