矢吹健を称える会

ワイルドカードの矢吹健を称える会のレビュー・感想・評価

ワイルドカード(2014年製作の映画)
2.7
 スローモーションなどを効かせた最初のアクションシーンがなかなかのダサさ。『イコライザー』の二番煎じにしても(制作時期かなり被ってるから、違うのかもしれないが)酷い。

 ただ、まあ、趣旨が違うというのもわかる。この映画の立脚点はジェイソン・ステイサムの強さよりもむしろ内面的弱さであって、短編小説のようなビターな味わいこそが描きたかったのだと。で、その意味では悪くないと思う。実質90分未満という尺も心地良い。明日には何もかも忘れていそうだが。