みい太郎

日本のいちばん長い日のみい太郎のレビュー・感想・評価

日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)
2.8

戦時中終戦間際の数日を描いた作品。監督が好きなのであまりそそられるテーマではなかったけど
観てみました。敗戦国の中で日本はあまり戦犯を作るのが好きでは無い国民。

東條さんがどんな位置だったか恐れ多くも昭和天皇がどんな立ち位置で心理的にはどうだったのかー
役所さんが演じた方がいなけりゃ
日本はどうなってかー私自身もあまり知らないし、教わらなかった。役所さん今まで観た中で一番好きな芝居だった。抑えめの礼儀正しい、 思慮深い考え方、騙し方。彼は最後の侍だなあと思う。
できないよなあ。今の時代の人間には天皇が彼を指名しなけりゃ…
日本はどうなってかー

と、思わせられる。
策略がとても緊張感を持って観れた。誰が悪い。本当は明確に分かってる。日本の軍部とそれを選んだ国民。てなことを思い返す作品。なかなかそんなあたり前の事は授業では習わない。無言の圧力でだれがダメだったかー訴えてくる上、桃李くんの演じた将校は
あの時あの場所では彼らからしたら正義だし…その様に教育されてきた。間違いだと個人的には思うけど、それが正解とはいえないんだよな…教育って恐ろしい。

でも戦場に行か無いで生き残っているのに…死する事はとても哀しいし切なかった。セリフや場面、映像にリアリズムも感じたが中弛みも否めなかったので。
☆はみての通りです。
2016.1 DVD鑑賞
みい太郎

みい太郎