丸木

ハンターキラー 潜航せよの丸木のレビュー・感想・評価

ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)
3.5
潜水艦バトル映画のアップデート

【舞台】ロシア領バレンツ海、ポリャールヌイ海軍基地など
【原作】ドン・キース、ジョージ・ウォレス"Final Bearing" The Hunter Killer Series

今作の主人公はバージニア級原子力潜水艦。
最近の映画で最後に潜水艦を見たのはワイルドスピードシリーズだったと思うが、あれは冷戦時代の潜水艦なので、映画における最新の潜水艦バトルと言っていいと思う。あとまだ見ていないが『沈黙の艦隊』でも最新潜水艦バトルがあるらしい。
その他様々な兵器の使用シーンがあるのでミリタリー好きには面白いと思う。

一方ストーリーはアメリカ高揚映画の衣を纏いながら、全く無難な展開でなくロシアの内政に介入するかなり攻めた内容。ロシア側の人物にも花をもたせるところに好感が持てる。
現実にロシアでクーデターが起こるとしたらまだ先の話になりそうだ。

原作の次作副題が『東京核攻撃』とさらに攻めているので映像化は難しいのではないかと思われる。(メインは東京の話ではない)
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