樹木希林さん、市原悦子さん。
日本が誇る2人のおばあちゃんが共演。
この2人のやり取りは温かい気持ちになる。
前半は笑えるところもあったり、穏やかに観ていたが、後半からは暗いテーマで徳江さん演じる樹木希林さんの演技にくぎづけになった。
あんを作る工程は興味深く、丁寧に時間をかけて作る中で小豆に優しく語りかける徳江さんが可愛らしかった。
社会人として仕事への向き合い方を徳江さんを見ていると考えさせられる。
店長が徳江さんとの交流を通して生き生きしていくのが良かった。
美しい日本の風景、陽の光や音、役者の声が視覚と聴覚に優しく寄り添ってくる。
表情で、背中で語る役者さんはやっぱり凄い。
疲れると甘いものが食べたくなるけど、この映画はそんな時にふと観たくなる映画でした。
