Hondaカット

シン・ゴジラのHondaカットのレビュー・感想・評価

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)
4.7
95点。日本人が作る、かつての日本映画に敬意を払った、でも完全に【いま】の日本人のための怪獣映画。観たことない新しいジャンルの映画を観てる!という興奮。まさか実写でこんなのやるなんて、、あまりの内容に唖然とし、にこにこしてしまった。日本中で俺得過ぎる!と言ってる人間が何万人もいるだろう。パトレイバーやエヴァが好きな人は間違い無く楽しめる。

絶対にハリウッドでは作られない構成・内容のため、海外評価も楽しみ。日本の色気の無さ(作戦本部も会議室も蛍光灯!)を逆手に撮ってる画づくりとして、カメラ台数や、編集のカット数の異常さ、色んな画質のカメラをわざと使ったり、インサートの画のセンスの良さと意味の無さ(笑)…とかもなるほどなーと思った。

だって女子高生よりも手前の電線変電機にフォーカスを合わせる監督、世界を探したっていませんよ。完全に庵野秀明映画というジャンル映画。

欲を言えばCGカットの出来不出来の差が激しい。明らかに優先順位の低い画は間に合わなかった(お金が足りなかった)と見て取れる。それも色んな画質を使ってる映画の前提があるため、気にならなくなっているけど、、ここは惜しい。。
Hondaカット

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