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グローリー/明日への行進のkanegon69のレビュー・感想・評価

グローリー/明日への行進(2014年製作の映画)
3.9
1965年アメリカ南部アラバマ州セルマ。非常に根深い黒人差別がはびこっている。白人からの暴力、ありとあらゆる差別。ノーベル平和賞を受賞したキング牧師がいてもまだ黒人には選挙権すら与えられていない。キング牧師は非暴力で平和なデモ行進を行うが、州警察の無茶苦茶な暴力により妨げられる。大統領へも訴えるがなかなか動かず、再び抗議デモを行おうとする。その数2.5万人。白人も3割含まれている。しかし激しい暴力に死者まででた様子を見てキング牧師は迷う、、

これがわずか55年前の出来事。キング牧師は残念ながら39歳の若さで暗殺される。アメリカでは権利こそ平等であったとしても依然として差別感情はくすぶっている。LAでの暴動事件が1992年。KKKなど白人至上主義の団体も暗躍し、トランプ政権で尚更人種差別問題がフォーカスされている。私たちはこれを遠い国の問題として観るのではなく、我が事としてとらえるべきだと思う。自分がその立場なら、What If の考え方がとても大切ではないでしょうか。
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