KITAYUMASSACRE

ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲のKITAYUMASSACREのレビュー・感想・評価

4.0
少女と離れ離れになった犬が旅を経た後に少女とまた再開する。という話だけ見れば感動作のような気がする。だがこの映画は紛れもなくバイオレンスアクションであり、アニマルパニック映画なのだ。
映画は基本的には大人しめのトーンで「少女と離れ離れになった犬の地獄めぐり」が描かれる。同時に少女側のどうでもいいエピソードも描かれる。犬の世界から見た人間の大人たちは恐ろしく身勝手な存在だ。右往左往される犬たち。あぁこれは悲劇なんだな、と思う。だがその予測は間違いだ。映画は主人公の犬ハーゲンが保護施設から脱走した瞬間突如として復讐アニマルパニックバイオレンスアクションと化す。今までハーゲンをナメくさってきた人間どもを皆殺しだ。そう、これは「舐めてた犬が殺人マシーン映画」という新たなジャンルを作った画期的な作品なのである!
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