いつもお世話になっている映画館に行きました。
平日だけど観客が多くてビックリしました。
主人公は3人。
・過去、テレビに映った映像を何度も観て
(ビデオテープが劣化しないのか?)
思い出にふける女性。
・3年前に妻を殺されて、被告人を殺したい男性。
でも被告人は捕まっているので殺せない。
(人を殺してはいけないという道徳に苦しめられている。)
心の整理がつかず、前に進めない。
・レズで一人の男性を想い続ける弁護士。
この登場人物は、共感出来ないです。
勝算があると裁判にのぞみ、
裁判結果がダメになったら依頼人に「裁判、やめましょう。」
と伝えてしまう。
(依頼人の気持ちを無視してはダメでしょ。)
共感できる登場人物や共感出来ない登場人物がいることが、
世の中を象徴していると思いました。
(自分にも、人として好きな人や嫌いな人がいるので…)
自分としては、被告人を殺したい男性の上司のセリフが響きました。
「殺しちゃダメだよ。おれはもっと貴方と話したいよ。」
生きていれば、良かった事や悪かった事はあります。
そんな日常を題材にした映画なので、衝撃を受ける映像はなかったです。
けれどこの映画について振り返ると、様々なシーンを思い出してしまいます。
自分の人生も振り返ってしまう映画です。