2023年 48本目
1960年台に実在した、双子のギャングをトム・ハーディが一人二役で演じた作品。特にこれといった起伏は無く、ギャングとしての成功と転落、双子のギャングとしての兄弟喧嘩を2時間たっぷり描く。トム・ハーディの演技は言わずもがな繊細で、見事。ただ、ギャング映画らしい銃撃戦や乱闘シーンは想像よりもずっと少なく、会話劇が多いなという印象だった。
一度足を突っ込んだら抜け出せない世界で、そこから脱却して恋人との生活を送りたい兄と、ロンドンを支配したい弟。仲良くしてほしかった。顔に何も覆い被さってなく、素顔のトム・ハーディが見れて嬉しい。
