ニクガタナ

レジェンド 狂気の美学のニクガタナのレビュー・感想・評価

レジェンド 狂気の美学(2015年製作の映画)
3.5
トム・ハーディが、知略と暴力で60年代ロンドンを支配した実在の双子のギャング、クレイ兄弟を一人二役で演じた実録犯罪ドラマ。撮影合成大変そう。弟のロンが考えなしでバカすぎてイライラ。逆に兄貴のレジーは悪人ながらなかなかの好人物。惚れちゃう。彼に惚れられちゃって人生転落していく奥さんが可愛くて、可哀想。双子の壮絶な兄弟喧嘩シーン、組んず解れつ一人でどうやって撮ってんのか見事。弟をどこまでも卑劣な男に、兄を義理に厚い男に演じ分け、自分一人で男を下げて男を上げ、自身の見え方に自分で落とし前をつけるトム・ハーディの漢気ある侠気の世界。悪くない。キングスマンシリーズの主役を爽やかに演じてたタロン・エガートンが、ロンのゲイの恋人役をやな感じに好演してて感心。出川が双子の兄弟演じてたビットコインのCMは本作がパクリ元だと思う。
ニクガタナ

ニクガタナ