アラサーちゃん

ロスト・フロアのアラサーちゃんのレビュー・感想・評価

ロスト・フロア(2013年製作の映画)
3.8
🎦
「ロスト・フロア」
家族と別居中の弁護士セバスチャンは、子どもたちを学校へ送り出すのが日課になっていた。いつもの「階段競争」で彼はエレベーターに乗ったが、子どもたちは階段を降りて来ない。子どもたちはとあるアパートの中で忽然と消えてしまった。2013年、西。

プロットが面白いなと予告見て観てみたかったんだよね。こういう忽然と消える系ってワクワクするよね。

次々と現れるアパートの住人、協力者。そして仕事絡みの陰謀。でもそれぞれ怪しいから問い詰める。
推理小説のようにいろいろと考えながら観られて楽しかったです。

オチもまあまあ。
まあこんなもんかという感じで、なんとなく想像もできたし、でもかといってつまらない結末でもなかったから◎真実へのたどり着き方もいいよね。ミスリードもあり、いい伏線だったと思います。
ただ、タイトルにもなっていて、いちばん注目すべき「アパートのなかで消えた」というところが結構アッサリしていて、あまり深く掘り下げられなかったのが残念。
アパートというおいしいところをもっと引っ張りだしてほしかったなぁ。

88分という短さと低予算らしい作りがよかったです。身代金の受け渡し場所のシーンが個人的ヒット。