TAK44マグナム

人造人間13号のTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

人造人間13号(2013年製作の映画)
3.0
死体で勉強しようと思ったら食べられました!

なんだかタイトルが「ドラゴンボール」のドクターゲロが作ったヤツみたいですけど、当然まったく関係なくて、人造人間など出てきません。13号っていうのも意味が違うし、ほんとテキトーな邦題つけますな(呆)

本作はどこにでも転がっているゾンビものです。

かつて、軍が囚人を使って人体実験を繰り返していた収容所跡地。
そこへ、「立派なCSIになるべ〜」と、科学捜査員の研修生たちがやってきます。
教授の指導のもと、本物の死体を使った実地試験を行うのためです。
しかし、試験を行っていたところ、試験用に用意したものとは別の死体が見つかり、しかも動き出したではありませんか。
蘇ったゾンビは研修生たちを次々と食べちゃいます。
生き残った教授や女子生徒たちは必死に逃げようとしますが・・・


どストレートなゾンビ映画ですね。
けっこうタフなゾンビなんで、頭に棒を突き刺したりしても平気だったりします。
そうかと思うと、弾丸1発でおっ死んだり。
うちどころが問題なのかも?

ゾンビのくせして体力もあるから走るし、パワーも侮れません。
しかもずっと「ウゴウゴ〜ッ!」と唸りっぱなしで騒がしい。

そうそう、かじられると感染してゾンビ化するタイプです。
なので、さっきまで仲間だったのに「ウガーッ!」ってなって襲ってきますよ。

グロリンチョ関連は、ほどよくグログロで、割と気合い入ってます。手足は千切れるわ、臓物はでちゃうわ、大変です。
でも、そこまで印象的なゴア描写があるわけでもないので、ちょっと損をしていますな。

よくある方向にしか話がつながってゆかないし、あまりパッとしないゾンビ映画でした。
そして、ラストがすごく中途半端なところでエンドロールに突入します。
悪い余韻を残させたい効果を狙っているのかどうか分かりませんが、あまりうまくないような気がしました。
ラストの時点で生き残りの人数も多いから、どうせなら最後までちゃんと見せて欲しかったですね。
終わりよければ全てよしとも言いますし・・・。

あと、結局あの謎のオイルみたいなのは何なのかよくわかりませんでした。
ゾンビが口から吐いて、犠牲者が溶けちゃうとかあれば良かったんじゃないかな。


NETFLIXにて