空撮と重低音な音響。『ブレードランナー 2049』でも魅せた映像と音楽の乾いたタッチは、冒頭の1ショット目から監督がドゥニ・ヴィルヌーヴであることが分かる。(彼は絶対にGoogle Mapを見るのが好きなハズw)
対麻薬だろうが、対テロだろうが、清濁合わせ飲み、節操が無く自作自演を繰り返しながら、政治や経済を回すのは米国という国の十八番。故に、ストーリーはありがちなんだけど、ラストでデル・トロが『逆スカーフェイス』よろしく暴走するので楽しめる。そして、暗視スコープは『羊たちの沈黙』へのオマージュか?
エミリー・ブランドは『プラダを着た悪魔』のときより随分スリムでシャープな感じになってJames Perseのカットソー(エンドロール・クレジットで見つけられなかったけど、きっとそう)が似合う素敵な女性になってたのが嬉しかった。