まほ

グレイテスト・ショーマンのまほのレビュー・感想・評価

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)
3.2
ずっと待ち続けてたミュージカル映画。
20世紀フォックスによる
『ムーラン・ルージュ』以来のミュージカル映画。

この映画の音楽はどれも全部素晴らしい。

でも、1回目見たときストーリーの甘さというか
こんなもんなのか?って思ってしまう部分が
多すぎて純粋に楽しめずに
これが待ち望んでた映画なのかな?って
思ってしまって友達からのお誘いを受け
2回も鑑賞してそこで気付いた。

この映画はストーリーを深く読み解くものじゃない。

批評家受けせずにゴールデングローブ賞には
ノミネートされたけどアカデミー賞では
歌曲賞以外にノミネートされない理由が
よく分かったし、それなのに
一般ウケする理由もよく分かった。

これは『美女と野獣』と同じように
純粋に楽しむための映画なんだってことを。

周りで見に行った子達や
そんなに普段映画を見ない子も
「ララランドに比べれば全然こっちがいい。
歌もいいし、本当最高だった!」と言ってて
あれは監督がデイミアンチャゼルであり
「比べるべき相手が違う」ってことに気づかされる。
『美女と野獣』の時も同じようなことがあって
「エマワトソン、ララランド蹴って正解だね!
断然こっちの方が良いよ!」って
友達が言ってるのを聞いて
意味が分からなかったけど今なら分かる。
映画を深く読み解こうとするんじゃなくて
みんな普通に映画を楽しみに来てるだけなんだって。

1回目で深く考えすぎて短時間の間に
半生を全部描こうと思ったら
こんなストーリー構成になるのか?
無理矢理すぎでしょ?って思ったけど
2回目でその雑念を捨てて
純粋に映画を楽しむという気持ちで
見たら全く映画の見方は違ったし
感じ方も周りが何でそんなに普段映画を
見ない人もこれを見たくなるのかも
今まで見た映画の中で一番良い
という声が出るのかも凄く分かった
そういうことに今回
気付くことができて良かったのかも。

ずっと待ち続けてたがために
多くを期待しすぎてた自分がいたのかも。

私が1番好きなシーンは
アンの力強い"This Is Me"のところ。

にしても製作総指揮に
ジェームズマンゴールドは聞いてないよー!
ローガンじゃん!ウルヴァリンじゃん!
火事のシーンのヒュージャックマンは
本当何度見てもローガンにしか見えなくて
20世紀フォックスとジェームズマンゴールドと
ヒュージャックマンという組み合わせで
もう頭の中がX-MENだらけだった。
また雑念入っちゃったなあ…………。
まほ

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