「この生活には"さよなら"がない」
「ノマド」という生活を選んだ人たちの物語。
出会いや別れやその度に出てくる
アメリカの風景がとても綺麗だった。
テレンス・マリックの映画を彷彿させる景色。
フランシス・マクドーマンドの
演技に関してはもう安定ですね。
流石彼女だなと思った。
そしてその他に出てくる登場人物。
実際ノマドとして暮らしてる人たちが
演じているだけあってとてもリアルに
伝わってきてこれが
私が生きてるこの世界の現実なんだと思わせられる。
数年前に見た『フロリダ・プロジェクト』然り
アメリカで暮らす人たちって
本当全てみんな裕福ではなく
社会福祉制度にも様々な問題があることを
まじまじと見せつけられた。
正直、今年のアカデミー賞の賞レース
あまりしっかりとチェックできていなかったですが
この映画は周りの景色や主人公の表情を
見るにあたり映画館で見れば良かったなと後悔。
ここに至るまでに彼らに何があったのか。
そう言った面でアダム・マッケイ監督の
『マネー・ショート』と
既に記した『フロリダ・プロジェクト』と
一緒に見るととても勉強になると思います。
映画も見たことなので
この映画の題材となった
ジェシカ・ブルーダーの原作も読まないと。
最後に出てきたフレーズがとても良かった。
「旅立った仲間たちに捧ぐ。
またどこかで。」
