ティラノサウルスの化石を世界で初めて発見したバーナム・ブラウン(1873-1963)という人物がいる。
そのバーナムという名前は、本作の主人公、"P・T・バーナム"にちなんで名付けられたそう。
…ってことで、そのP・T・バーナムが実在の人物ということに鑑賞中気付いた。
(『バーナムの骨』って絵本を読んだばかりだったのよ)
P・T・バーナムは興行師、
見た目などが奇抜な人を集めて見世物にすることを生業にしていた人物で、サーカスも興している。
(前述の命名の話はバーナム・ブラウンの父親がこの興行が好きだったからなのかな)
でも本作は史実に忠実…という訳ではなく、大分改変がされているようで、ストーリー自体は正直軽い。
ただ、それは製作者が意図したもの。
なぜなら本作は〈ミュージカル映画〉。
だからこそのヒュー・ジャックマンであり、ザック・エフロン。
共に当然の加齢は感じながらも一流のエンターテイナーであり、それぞれ代表作には『レ・ミゼラブル』や『ハイスクール・ミュージカル』などミュージカル映画が並ぶ。
歌と踊りなど、"ミュージカル"というエンターテイメントに宿るパワーにストーリーの軽さなど問題にもならない。
そう、こんなミュージカルが観たかったし、これは映画館で観たかった!
『This is Me』が頭から離れない。