yoshi44

ネオン・デーモンのyoshi44のレビュー・感想・評価

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)
3.4
美の定義が若さに集約していくのならば、その期限は儚く短いものとなる。そんな焦燥感と不穏さを、あの独特の色合いと音楽で悪夢のように、纏わりつくような映像で描く。
ジオメトリックとシンメトリー、生と性への渇望、そしてめくるめく白昼夢をないまぜにして、我々は最低に心地よい嫌悪感のなかに堕ちていく。

元々その片鱗はあったのだけど、作品を重ねるごとにレフン監督の変態性は増す一方。と言うか隠すのを辞めたのか。
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