ラブコメ大好き。
今一番アツい20代女性俳優はシドニー・スウィーニーなのかもしれない。
背は高くなく超絶美形というわけでもないけれど、屈託のないその表情と存在感に誰もが釘付けになる。
ちゃんと自分の武器を理解しているにも関わらず、『マダム・ウェブ』ではある意味その逆張りをする。
とてもクレバーで魅力的。全盛期のジェニファー・ラブ・ヒューイットを思い出す。
お相手は『トップガン マーヴェリック』のハングマン、グレン・パウエル。もはや超売れっ子で主演作目白押し。
この二人が互いのガタイを有益にさらけ出した下ネタ充実のボーイミーツガール譚。
映画もファッションも20-30年周期で巡回すると思っていて、最近90年代前後王道ラブコメの系譜作品でのこのような良作が多い。
冒頭の出会い方なんかアメリカ的でウィットに富んで最高だし、脇役も皆良い感じ。
そしてナターシャ・ベディングフィールドの「Unwritten」をフューチャーしたエンディング!この第4の壁を越えるような感覚は、『マンマミーア ヒアウィーゴーアゲイン』のラストに通ずるものがある。
監督は『ピーターラビット』シリーズのウィル・グラックなので、コメディ映画らしいtoo muchな展開はお手のもの。
こんなラブコメは大歓迎。