今までのレフン作品で一番好きだね。
というかこの映画好きだ。
レフンて割と嫌いだった。
アーティスティックなクール気取ってるのにベタッとしてて、美しそうで全然美しくない、カッコ良さそうで全然カッコ良くなかった。
男子向けだったのかもしれない。
コレは派手さとグロさで突き抜けてクール。
ベタッとした感じも逆に色々上増しされてて見た目も中身もベチャッとグチャッといい感じ(笑)
ギラギラ×グチョグチョのとぐろの中にエル・ファニングという妖精を据える冴えたバランス感覚で持ち前の色彩センスが活きたね。
タイトルもハマってる。
カメラワークもグッと来るシーンが多かった。
故にホラーとしての出来も上々。
ホラー映画って役側の心理や視点の描写で観客煽ってなんぼだからね。
だいぶ手放しで褒めたなぁ。
好きじゃなかったから期待値だいぶ低いとこから観たからかな(笑)
まあ、ということは今までのレフンが好きな人は満足しない可能性がある。
が、私としては次作が楽しみになりました。
もっと色々撮ってみて欲しいね。