【人間としてあるべき姿とは…】
これは… 素晴らしい作品だ！
観る者に、人間の尊さをぶつけてくる。
心の奥底にあるものを、つつかれているようだ…
戦闘で負傷した敵同士の兵士を看病することになった、みかん畑で働くエストニア人イヴォとマルゴス。
イヴォの強き信念と優しさ、マルゴスの穏やかさが、敵同士のアハメドとニカの硬い心を少しずつ溶かし、イヴォとマルゴスも2人に心を開いていく…
イヴォはいがみ合う2人に言う。
”人を殺す？そんな権利、誰が与えた？〟
戦争の不条理を語る上で、これ以上ない表現だろう。
脚本と演出が秀逸で、重さも感じず、ラストへの展開が哀しくもあり、温かい…
心が晴れるラストシーンがたまらなくいい〜！
鑑賞後の余韻が最高…
高評価が納得の、とても味わい深い作品！じっくり映画を観たい気分には、この作品をどうぞ〜！
