やっぱり良いなぁ、たまに見るクライムアクションは。リーアム・ニーソンとエド・ハリス。そしてヴィンセント・ドノフリオ。軽い作品になどなる筈がない布陣です。
ドラマに差し込まれるニューヨークの夜景やネオンの流れるようなショットが綺麗。このカメラワーク(CG?)で、ジミーとショーンがどの辺りにいるのかが分かるので、個人的には、流れる時間の短さと距離感の近さが感じ取れて面白かった。
それにしても、マフィアの息子って、なんでこうバカなキャラクターに描かれることが多いんだろう?本当にその傾向にあるのかな。余るほどお金があって、犯罪を身近に育つとそうなるのかな。今回も、そりゃ昔はバカやったかもだけど、今2人がこんな目にあう必要なかったのにねぇ、と、おばちゃん的感想を持ちました。
エド・ハリス、やっぱり素敵。味方か敵かを一瞬で変えて、瞬時に冷徹無比になる振り幅と、マフィアならそうに違いないと感じさせるのが凄い。
リーアム・ニーソンは、落ちぷれて病みかけて酔いどれてるのに、襲われ殴られ足をくじいても強いのがフィクション笑。でも、根の優しさを醸し出していてとても似合っていた。
ちゃんと手に汗させてくれる、きっちりとまとまった良作でした。