素晴らしかった。
神話への愛と、前進の意志、そして一緒に年を重ねてきたキャラクターに対する感慨もあり、泣いた。
話はずれるが、ボブ・ディランがかつてフォークギターをエレキに持ち変えた時、大変なブーイングを浴びたのは有名な話だ。観客が求めているものと違うことをしたからだ。
本作はかつてないほどに賛否が別れている。それだけの冒険をしている。
いいじゃないか。前作でJJが見事に状況説明を済ませてくれた。波乱万丈、何が起きるかわからない理想の「2」だ。
拙いところもあるかもしれない。でも今まで、細部まで辻褄が合い、完璧なSWなんてひとつもなかった。いつも突っ込みながら観てた。そもそも宇宙空間で大爆発は起きないのだから。
SWはジャンルなんだ。僕は本作に完璧な映画を求めてない。SWを求めているんだ。そして大好きだからこそ、神話を尊重しながらも進化してほしいと思ってる。