このレビューはネタバレを含みます
字幕版と吹き替え版を1回ずつ鑑賞。
計2回見て感じたのが、今作のテーマは「フォースや善悪は、血縁ではなく意志による」という事。
そして、EP8を観なくてもあまり問題が無い事。
また、EP７で出した謎をEP８ではほとんど回収しなかったので、今作で何とか説明しようとした感じが強く出ていた。
EP8で死んでしまうルーク、ファズマ、スノークについては不思議に感じるかもしれないが、ストーリー的には矛盾が生じない。
また、EP８で壊した"モノ"を作り直している。レジスタンス、レイのライトセイバー、レンのマスク、スノーク、レイの家族。
ライトセイバーやレンのマスクに至っては、まんま同じ物を出してきていた。
敵についても結局スノークが死んでしまったので、スノーク以上の敵の設定を作らなければならず、用意したのが帝国とパルパティーンには落胆した。
しかも話運びにも鈍重さを感じて否めない。
「パルパティーンを倒すために、エクセゴルに行くために、ウェイファインダーを手に入れるために、その暗号を解読するために・・・」とまだるっこしすぎる！！
そしてEP４やEP７での不満をやり直そうともしていた、チューバッカにメダルの贈呈、親友の死への感傷など。
パルパティーンに勝つ理由も何か力ずくで勝ったように見えたので、出来れば「レイだから、レンと2人だから、ジェダイだから、」の様に明確な理由も欲しかった。
パルパティーンの血族であるレイが最後にスカイウォーカーを名乗ったのも、"スカイウォーカー"を血族名ではなく、ジェダイとしての"称号"として名乗ったように感じた。
追記
タトゥイーンにルーク(アナキン)とレイアのライトセーバーを埋めるのもオカシイ。
レイアは訪れたことは無いはずだし、ルークもアナキンも故郷ではあるが、アナキンは奴隷で母親を亡くしてるし、ルークも出たがっていて、2人とも良い思い出は無い。
だったら、ナブーにあるであろうパドメの墓に添えるなりしてくれれば、EP1~3への配慮にもなったのに。
