おなべ

ぼくとアールと彼女のさよならのおなべのレビュー・感想・評価

3.8
◉何とも不思議な映画。ポップな音楽と臨場感のあるカットだったり左右対称のカメラワークだったり。左右対称に関して言えば、まるで《ウェスアンダーソン》監督のような撮り方だった。

◉メインの登場人物3人が個性的で、一見合わなさそうなのに 何故か噛み合っていて それでいて ほんの些細な事から喧嘩になったりすると本気でぶつかり合い、成長し、お互いに少しずつ親睦を深める様が高校生らしくて、とても愛着が湧いた。










【ここからネタバレ含みます】










◉レイチェルが死んで初めて知る本当のレイチェルを見付けた時の主人公の感情がとても共感できて良かった。後悔をする事が解っていても中々一歩を踏み出せない主人公にもとても共感できたなぁ。それでも悲しさは後に残らず前向きになれるとても良い話。

この映画の中で作られている映画がクセがすごくてめちゃ観てみたい…。
おなべ

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