このレビューはネタバレを含みます
TVシリーズの開始から30年、ダンディ鷹山、セクシー大下、定年退職直前最後の五日間を描いた、シリーズ完結作。とは言え、ノリは良い意味で軽く、30年前から変わらず、軽妙なタッチに徹している。
登場人物や小道具の使い方に旧作に対する愛を感じるのはgood。正直ストーリーはひと捻り欲しかったし、敵も凶悪ではあるけど、弱いというか、少ないという印象…ラストの「ドンパチ」はちゃんと描いてよ。
しかし吉川晃司の「この俺を殺すだと?」からのシンバルキック。カッコいいです。夕輝壽太演じるディーノ・カトウは池上遼一の描くマフィアみたいな異様な迫力と狂気に満ちており、今後も注目したい俳優です。
エンドロールも過去のTVシリーズの映像満載で見逃せませんが、本編前の「タカ&ユージからのお願い」にも笑わせて貰いました!