正直この映画のこと知った時はなんで今さらダニー・ボイルがジョブズ撮るんやろ〜って思ったしちょい前にアシュトンやってたやんってw
でもここまで別物やとは〜というかより映画的で斬新なアプローチをしたこんな伝記映画観たことない！面白かった！
ジョブズの経歴を追ったアシュトン版とは全く違ってMacintosh、NeXTcube、iMac発表のプレゼン前の舞台裏を3つに分けて構成。こんな短時間の描写でジョブズの事わかるの〜？って思ったけど膨大なセリフ量や若干の回想やらで結構見える。むしろジョブズの思考という点ではより彼に寄り添った内容なので鬼畜な部分も含めて会話劇とは思えない躍動感がありました！
なんせ情報量がハンパないから疲れるんやけど賢い人たちによる賢な会話。多少付いていけなくても心地よくてスリリング！あとやっぱファスベンダーやケイトの知性漂う演技が素晴らしいです！いくらゲスなこと言っても品格のあるファスのジョブズに酔っちゃいました！要所に挟まれる娘とのやりとりで見せる表情にもグッときた。
寄せに寄せてたアシュトンほどファスベンダーはジョブズに似てるわけじゃないけどそこに拘らなくてもこれだけ濃い伝記映画に仕上げた監督の手腕に脚本の巧さ、ファスの演技力。
やっぱ今まで観たことない類の映画はそれだけで楽しい！
