Aya

疑わしき戦いのAyaのレビュー・感想・評価

疑わしき戦い(2016年製作の映画)
3.4
フランコ監督って初めてだっけ?
「A JAMES FRANCO FILM」ってクレジットの違和感さw

1930年代大恐慌の最中、フランコは若いナット・ウルフを連れて労働環境最悪なリンゴ農園にやってきた。
ここで一番信頼のあるヴィンセント・ドノフリオという男に近づき、労働環境改善のためにストライキをしよう、と持ちかける。

一方のナット・ウルフもフランコの弟子的存在なんだけど、出産に立ち会った若い女セレーナ・ゴメスのことが好きになっちゃうんですよね。
セレーナ・ゴメスはフランコに疑念を抱いている。

果たして彼らの戦いの行く末は・・・。

原作がちゃんとありまして、ジョン・スタインベックですね。
フランコが読みそうですねw

あの、原作で参加した「パロアルト・ストーリー」の時も思ったのですが、男女のアレコレを輝くように撮るよね・・・。
そして自分はわりとクソ野郎というか・・・。

初監督にしてこの重いテーマ、時代も昔ですしお金もかかる!何気にキャストも豪華!なのよくまとめたと思います。
応援の意味も込めてこのスコア!

主役はナット・ウルフだよ。
最初はカリスマティックに見えたフランコに言われるままついて行き、やることなすこと嘘ばっかりでストライキを起こすためならなんでもやるフランコに疑問を感じつつも影響を受ける。

「フューリー」でもローガン・ラーマンが主役だったじゃないですか?あんな立ち位置ですよね。
思ってた以上に巻き込まれて、真の主役となる。

そして出会ってしまった若い母親セレーナ・ゴメス。
セレーナ・ゴメスってわりと出てる映画良くて、役もいいと思っててすごいうまく選んでるなー!と思ってます。

彼女には生まれたばかりの可愛い男の子がおり、その父親は逃げていたことが判明。彼女と一緒にいるのが楽しくて、彼女の語るように穏やかに暮らしたい、一緒に、と思うようになるが・・・。

私、「パロアルト・ストーリー」とか「スプリング・ブレイク」とか「ラヴレース」とか・・・一時期あったじゃないですか?
チャットかなんかで未成年に言いよったみたいなスキャンダルが。
本当かもしれないぞこのロリコン!の片鱗が見えますw
心配・・・でも幸せになってほしい・・・てかインスタ再開しろ!!

あ、失礼映画と関係ない話でしたw

フランコはマッチポンプとしてストライキを先導し、犠牲者を出し、人に迷惑かけながらも大義を名分に暗躍してゆく。
やな奴なんですよハッキリ言って。
で、善良な農民をその気にさせる。
まあその農民の賃金のためではあるんだけど、この人の場合はあまりにも自身の大義中心に動いてる。

だから最後の選択はアレ?と思った。
もっとずるい奴だと思ってたから。
多分、継承ってことを考えたのかなぁ・・・成功してるし!!
Aya

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