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光あれのENDOのレビュー・感想・評価

光あれ(1946年製作の映画)
3.8
PTSDという概念がまだ社会に浸透してない時の映画。第二次世界大戦後の軍の精神病院のドキュメンタリー。この当時としてはかなり斬新。今見ると画一的だけど。それでも、入隊希望者が減るのを恐れ、80年代に入るまで封印されてたらしい。病んでしまった者たちは優しすぎたんだろうな。

人生に楽しみと意義を与える神秘の要素とは?
人はパンのみでは生きられない。
安心と自信がないと子供はちゃんと成長できない。子供の頃それがなかった人は長い間何かが欠けていたことを認めましょう。
そしてどう補うか自問してみる。補給が必要なのです。
不安を乗り越えるために、どんな本を読むよりずっと価値があるのは、尊重できる人、一緒にいて安心できる人、自分が認められたり愛されていると思える場所、自分の価値が感じられる場所、自分を大切に思う人を見つけることです。
知識だけでは不十分なのです。

聖書の言葉、すぐに補給ができれば苦労はしない。まあ、隣人を愛する心忘れてる人は、思い出すべき言葉だと思う。自分のような頭でっかちの人間は、人を信じて中に入ってみる勇気が必要なのかも。

身につまされた。

ちなみにザ・マスターのホアキン・フェニックスの病院のシーンはこれの引用。
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