あーぁ

ゾンビ2009のあーぁのレビュー・感想・評価

ゾンビ2009(2007年製作の映画)
2.9
キモ可愛い胎児ちゃんを退治せよ!
今度は例により最終戦争(アルマゲドン)らしいでっせ。

こぞって出っ歯のキューピーみたいな目ん玉飛び出た小人どもとやいのやいのする馬鹿すげぇ後半にもれなく星一個プラスしちゃう!

監督名が違うけど我らがパクリゾンビ映画界の巨匠ヴィンセント・ドーン監督の悪しきカス映画アイランド・オブ・ザ・デッドの続編にして彼の遺作となっております。

前作で命辛々生き延びたシガニーウィーバー風のヒロインがポンコツ部隊を引き連れ再びあのゾンビ島へと向かうという見るからにポンコツ丸出しストーリー。

ヴィンセント・ドーン監督と言えばサンゲリア2、ヘルオブザリビングデッドでやりにやらかしていたのが記憶に新しいですが、今回も晩年でもうろくしとるかな?思たらバリバリ若い者に負けとられん精神で、
かの有名なエ◯リアン2を丸々パク、、、オマージュを捧げつつ、現役さながらのヘッポコ魂を見せつけてきて割とまぢに泣きそう。

胎児の血塗れおんぎゃあシーンはすこぶる楽しいし、女の子宮を使ってゾンビ大量生産を目論む黒幕の正体がバカでかい脳みそとかあんなん考えつくのこのじーさんくらいのもんだわさ(´・ω・`)


今回は吹き替えもなかなか愉快で特殊部隊の2人がゾンビもろとも爆破するシーンは何故か猪木風に『1・2・3・ダー!』と元気に爆死していきましたね。

元気があれば何でも出来るっていう巨匠からの有難い遺言ですかね?

そんなエンディングではヴィンセント・ドーン御大本人が出てきて、視聴者にさよならを告げるシーンにはちょっと感動しましたね〜

しかしながら吹き替えまでもがパクったれ精神バリバリで『我輩もゾンビになって帰って来るよ。さようなら、さようなら、さようなら』って淀川長治を丸々パク、、、リスペクトした吹き替えに配給会社の愛も感じますね。

監督の思いはきっと若い者にも脈々と受け継がれていくことでしょう。
とりあえずゾンビの事は忘れて墓ん中で安らかに眠って下され。
あーぁ

あーぁ