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看護女子寮 いじわるな指のmasatのレビュー・感想・評価

看護女子寮 いじわるな指(1985年製作の映画)
1.2
泉じゅん、最後の主演ロマンポルノ。
『天使のはらわた 赤い淫画』(81)以外、なかなか傑作に恵まれない。美形の派手な顔とは対照的な重い印象の演技が使いずらい女優なのか?
最後の本作も、その例に漏れず、なかなか跳ばない。

男子禁制看護婦女子寮に出戻りした女は、伝説の不良看護婦だった。彼女の“性癖”は、その女子寮での掟を破り、性行為に耽る事。男子連れ込みはもちろんのこと、若い看護婦の手解きレズなど。
そんな状況を、溌剌と愉しむ事にこそ、自由と生き甲斐を感じ、懲罰の早朝ランニングも、人一倍率先して活き活きと走る始末。果たして、彼女を取り巻く男との取り留めもない淫行の終着点は?
とまあ、なかなか良いプロットなのだが、そこまで弾まない。

80年代、特に中盤から質的に低迷し、コミカルさで誤魔化すロマンポルノ、その一本。
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