2021年1月25日
『我が道を往く』 1944年制作
製作、パラマウント
監督、レオ・マッケリー。
他に『めぐり逢い』の監督作品がある。
ニューヨーク。
下町にある古いセント・ドミニク教会。
年老いたフィッツギボン(バリー・フィッツジェラルド)神父が
いるその教会に、副神父として若いオマリー(ビング・
クロスビー)がやって来る。
オマリー神父は家出娘に親切に対応し、不良少年達に
合唱を教え聖歌隊をつくる。
第17回アカデミー賞最優秀作品賞受賞。
ビング・クロスビーさんの歌声が心地良い。
強弱付けて歌う声は、やわらかく、穏やかで、ずっと聴いて
いたいと思わせる。
話は、あきらめの境地の老神父と、若く賢い行動派の神父
との世代間相違、考え方やり方の相違があるが、次第に
分かり合えていくと言う話。
若いオマリー神父が、老神父を立てて、敬っているところが
いい。とても賢い!オマリー神父。
教会一筋で、これといった趣味もなかった老神父に、
ゴルフの楽しさを味わってもらい、運動してぐっすり眠れる
って・・・・しあわせものだなぁ~、フィッツギボン神父は。
歌声と同じように、オマリー神父の穏やかな雰囲気が漂い、
映画を観てると自然と笑みが出てくるような映画だ。
『我が道を往く』の映画は『聖メリーの鐘』の続編とのこと。
主役は同じビング・クロスビーさん。
だが、続編であるはずの『我が道を往く』の方が先に
完成してしまった! (・。・)
『我が道を往く』 1944年パラマウント制作
『聖メリーの鐘』 1945年RKO制作
RKO: レイディオ・キース・オーフィアム・エンタテインメント