Yukiko

完全なるチェックメイトのYukikoのレビュー・感想・評価

完全なるチェックメイト(2014年製作の映画)
4.3
2019年8月19日
『完全なるチェックメイト』 2014年制作
監督、エドワード・ズウィック。

ボビー・フィッシャー。
1943年、シカゴ生まれ。
母はノーベル科学者の元秘書、父はユダヤ人生物学者。
二人は後に離婚する。
6歳でチェスを始める。
14歳でアメリカ選手権で優勝する。
ソ連とアメリカが冷戦下の1972年に、29歳でアイスランド
のレイキャヴィークにてチェスの世界選手権に挑戦する。
対戦相手はソ連の世界チャンピオン、24年間タイトルの
保持者だったボリス・スパスキー(リーヴ・シュレイバー)。
この試合は東西冷戦の代理戦争とみなされ、それぞれの国の
威信をかけた戦いとなってきた。
挑むボビー・フィッシャー(トビー・マグワイア)。


原題は「Pawn Sacrifice」。
キッシンジャーとニクソンにとって、ボビー・フィッシャー
はポーンのような手駒の一つに過ぎなかった。
ブレジネフとKGBにとってのボリス・スパスキーも、同じ
ような存在だった。
つまり、2つの大国にとって、チェスプレイヤーは相手に取られ
てもいいポーンのような存在でしかなかった。
……という意味が込められている。
(以上、wikiから)
ポーンとは、チェスの駒の一種で「歩兵」を表している。
Pawn Sacrifice=歩兵の犠牲

数年前、『ボビー・フィッシャーを探して』という映画を観て、
初めてチェスのボビー・フィッシャーさんという方を知りました。
その映画を観終わって、ボビー・フィッシャーさんについて
調べると、日本の蒲田に滞在し、奥さまは日本人と言うことを
その時知った次第。

此方の『完全なるチェックメイト』の映画は、主役を演じた
トビー・マグワイアさんがとてもいい!
心理状態を細やかに演じている。
緊張感やイライラやらが伝わってくるようだ。
対するライバル役のリーヴ・シュレイバーさん、ドシッと
落ち着いていて大物感が伝わってきます。

大観衆の見ているステージで、幾つものカメラ撮影もある中で
チェスの対戦をするなんて、集中するのが難しいだろうなぁ。

「4手先は3千億通り、その先は狂気の領域」

実話です。
Yukiko

Yukiko